菩提寺(お付き合いのあるお寺)がない場合、お坊さんの手配はどうする?

菩提寺とのお付き合いがなく、いざという時の葬儀で、お坊さんをどう手配すればよいかお悩みではありませんか?
ご安心ください。近年、菩提寺がないことは珍しくなく、葬儀社への紹介依頼や僧侶派遣サービスを利用すれば、希望に合った住職を手配できます。
家族葬や一日葬など葬儀形式に合わせたお坊さんの手配方法から、気になるお布施の目安まで、あなたの不安を解消する具体的な方法がすべて分かります。
1. 菩提寺と付き合いがない!葬儀のお坊さん、どうしよう?

「いざという時、お付き合いのあるお寺(菩提寺)がない…」
「葬儀でお経をあげてもらうお坊さんを、どうやって手配すればいいのだろう…」
突然のことで、多くの方がこのように戸惑い、不安に思われるかもしれません。
でも、ご安心ください。近年、菩K提寺を持たないご家庭は増えており、それに伴って様々な選択肢が生まれています。
まずは落ち着いて、一つずつ準備を進めていきましょう。
1.1 菩提寺なしは今や少数派ではない
核家族化や都市部への移住が進んだ現代において、菩提寺とのお付き合いがないことは、決して特別なことではありません。
ご自身の代で初めて葬儀を執り行う方や、故郷を離れて暮らしているために菩提寺が遠方にある方など、事情は様々です。
実際に、菩提寺がない、またはあるかどうかわからないと回答した人は少なくないという調査結果もあります。
宗教に対する考え方の多様化もあり、「無宗教」の形でお別れをしたいと考える方も増えています。
このような状況を背景に、菩提寺がない場合でも安心して葬儀を執り行えるサービスが整ってきているのです。
1.2 手配の前に 葬儀の形式を決めておこう
お坊さんの手配を考える前に、まず大切なのが「どのような葬儀にしたいか」という形式を決めることです。
なぜなら、葬儀の形式によってお坊さんにお願いする内容や、それに伴うお布施の目安も変わってくるからです。
まずはご家族で、故人様とのお別れをどのような形で行いたいか、ゆっくりと話し合ってみてください。
主な葬儀の形式には、以下のようなものがあります。
| 葬儀形式 | 主な特徴 | 一般的な儀式の内容 |
|---|---|---|
| 家族葬 | ご家族や親しい友人など、近親者を中心とした少人数でゆっくりとお別れをする形式です。 | 通夜、葬儀・告別式を2日間にわたって行います。 参列者が少ないため、弔問客への対応に追われることなく、故人を偲ぶ時間を大切にできます。 |
| 一日葬 | お通夜を行わず、告別式から火葬までを1日で執り行う形式です。 | 儀式が1日に集約されるため、ご遺族の心身の負担や、遠方からの参列者の負担を軽減できる特徴があります。 |
| 直葬・火葬式 | 通夜や告別式などの儀式を基本的には行わず、火葬のみを執り行う最もシンプルな形式です。 | 火葬炉の前で僧侶に読経していただくなど、短い時間でお別れをします。費用を抑えられるという特徴もあります。 |
これらの形式の中から故人様やご遺族の意向に沿ったものを選ぶことで、その後の宗教者やお坊さんの手配もスムーズに進めることができます。
2. 【ケース別】菩提寺なしの葬儀 お坊さん手配の方法

菩提寺とのお付き合いがない場合、どのようにしてお坊さんを手配すればよいのでしょうか。
ここでは、ご自身の状況や希望に合わせた3つの手配方法をそれぞれのメリット・デメリットとともに詳しく解説します。
2.1 ケース1 葬儀社にすべてお任せしたい場合
2.1.1 葬儀社に紹介を依頼する
葬儀の準備で心身ともに余裕がない中で、最も負担が少なく一般的な方法が、葬儀社にお坊さんの紹介を依頼することです。
多くの葬儀社はさまざまな宗派の僧侶と提携しており、葬儀全体の流れを汲んでスムーズに手配を進めてくれます。
まずは葬儀社の担当者に「菩提寺がないので、お坊さんを紹介してほしい」と相談してみましょう。
その際、希望する宗派があれば伝えておくことが大切です。
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 葬儀の打ち合わせと同時に依頼できるため、手間がかからない。 | 紹介されるまで、どのようなお坊さんか分からない場合がある。 |
| 葬儀全体の流れを把握しているため、当日の進行がスムーズ。 | お布施の金額が不明瞭なケースもあり、別途紹介料が必要になることも。 |
| 急な不幸にも対応してもらいやすい。 | あくまで葬儀一回限りのお付き合いとなることがほとんど。 |
2.2 ケース2 費用を明確にしておきたい場合
2.2.1 僧侶派遣(お坊さん手配)サービスを利用する
「お布施の金額がいくらになるか分からず不安」
「費用は明確にしておきたい」
そんな方には、インターネットなどで探せる僧侶派遣サービスの利用が選択肢となります。
これらのサービスは、家族葬、一日葬、直葬といった葬儀の形式ごとに、お布施の金額が明確に設定されているのが大きな特徴です。
ウェブサイトから手軽に依頼でき、指定した宗派のお坊さんを全国に派遣してもらえるサービスも増えています。
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 葬儀形式ごとにお布施の金額が明瞭に提示されている。 | 派遣される僧侶とは、基本的にその場限りのお付き合いになる。 |
| 希望の宗派を指定して依頼できる。 | 菩提寺や霊園によっては、派遣された僧侶の読経を認めていない場合がある。 |
| インターネットで24時間いつでも申し込みが可能な場合が多い。 | 今後の法要(四十九日、一周忌など)は、改めて依頼が必要になる。 |
2.3 ケース3 地域との繋がりを大切にしたい場合
2.3.1 近隣の寺院に直接相談する
もし、ご自身の住む地域との繋がりを大切にしたい、あるいはこれを機にお寺とのご縁を結びたいとお考えであれば、近隣にある同じ宗派の寺院に直接相談してみるという方法もあります。
今後の法事や納骨のことまで、長くお付き合いできるお寺様と出会えるかもしれません。
ただし、突然訪問するのではなく、まずは電話で事情を説明し、相談に伺う日時を決めるのがマナーです。
菩提寺がないこと、葬儀の読経をお願いしたい旨を丁寧に伝えましょう。
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 今後の法事や納骨の際にも相談に乗ってもらえる関係を築ける可能性がある。 | 突然の依頼であるため、断られてしまう可能性もある。 |
| 直接お会いすることで、住職の人柄や寺院の雰囲気を事前に知ることができる。 | お布施の金額が分からず、直接尋ねにくい場合がある。 |
| 地域に根差した供養ができる。 | 相談の結果、そのお寺の檀家になることを求められる場合がある。 |
3. 葬儀と宗教 お布施に関する疑問を解消

菩提寺とのお付き合いがない場合、葬儀でお世話になるお坊さんへのお礼、つまり「お布施」をどうすればよいのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、お布施の基本的な意味から、葬儀形式ごとの金額の目安まで、皆さまの疑問に丁寧にお答えします。
3.1 そもそもお布施とは?
お布施とは、読経や戒名を授けていただいたことへの感謝の気持ちとしてお渡しする金銭のことです。
重要なのは、サービスや商品の対価ではないという点です。
本来、お布施はご本尊へお供えするものであり、それがお寺の維持や活動のために使われます。
あくまで「お気持ち」を表すものなので、決まった金額というものは存在しません。
しかし、実際にはある程度の目安があり、その範囲でお渡しするのが一般的です。
3.2 葬儀形式ごとの「お布施」の目安
お布施の金額は、葬儀の形式や規模、地域、宗派、そして授かる戒名の位などによって変動します。
ここでは、近年増えている葬儀形式ごとのお布施の一般的な目安をご紹介します。
これには、読経料や戒名料が含まれている場合の総額とお考えください。
| 葬儀形式 | お布施の目安金額 | 内訳・備考 |
|---|---|---|
| 家族葬・一般葬 | 150,000円~500,000円 | 通夜と告別式の2日間にわたる読経と、戒名授与に対するお礼が中心です。 参列者の人数で金額が変わることは基本的にありません。 |
| 一日葬 | 100,000円~300,000円 | 告別式のみの1日の儀式となるため、2日間行う葬儀に比べて少し抑えられる傾向にあります。 ただし、儀式の内容自体は変わらないため、大幅に安くなるわけではありません。 |
| 直葬・火葬式 | 30,000円~100,000円 | 火葬炉の前で短い読経をあげていただく場合のお礼です。 戒名を授かる場合は、その分が加算されます。 |
この表の金額はあくまで一般的な目安です。
お寺との関係性や地域、宗派によって大きく異なる場合があることを心に留めておいてください。
また、お布施とは別に、お坊さんに会場までお越しいただくための「御車代」(5,000円~10,000円程度)や、葬儀後の会食(お斎)に僧侶が参加されない場合の「御膳料」(5,000円~20,000円程度)を別途お渡しするのがマナーです。
これらはそれぞれ別の封筒に用意しましょう。
4. よくある質問(Q&A)
菩提寺がない場合、お葬式での読経や戒名の手配はどうすればよいでしょうか?
菩提寺がない場合でもご安心ください。多くの場合、依頼する葬儀社に相談すれば、ご希望の宗派に合わせてお坊さんを紹介してくれます。
近年は定額の僧侶手配サービスを利用する方も増えています。
これまでお寺とのお付き合いがなくても、心温まるお葬式は十分に可能ですので、まずは葬儀社の担当者へご希望をお伝えください。
葬儀社にお坊さんの紹介を依頼する際、事前に確認しておくべきことはありますか?
菩提寺がないため紹介を依頼する際は、ご実家やご親族に「本来の宗派」を確認しておくことが大切です。宗派が不明な場合でも対応は可能ですが、将来的に親族のお墓に入る予定がある場合は、そのお墓を管理しているお寺の宗派と異なると納骨を断られる可能性があるため、事前の確認をおすすめいたします。
菩提寺がない状況で紹介されたお坊さんへのお布施は、どうすればよいですか?
葬儀社や手配サービスを通じてお坊さんを紹介してもらう場合、お布施の金額(読経料や戒名料など)が事前に明確に提示されることが多いため、費用の不安なくご準備いただけます。
お渡しの作法は通常と変わらず、白無地の封筒に包んでお渡しします。不明な点は、遠慮なく手配元の葬儀社へご相談ください。
5. まとめ

菩提寺とのお付き合いがない場合、お坊さんをどう手配すればよいか不安に感じられるかもしれません。
しかし、ご安心ください。現在は「葬儀社への依頼」や「僧侶派遣サービス」など、ご自身の希望に合った方法で手配が可能です。
費用を明確にしたい、手間をかけたくないなど、ご状況に合わせて最適な選択をすることが、後悔のないお見送りに繋がります。
一人で悩まず、まずは専門家へ相談してみましょう。
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