香典返しの相場は?家族葬が主流な今だからこそマナーやタブーについて

香典返しの相場は?家族葬が主流な今だからこそマナーやタブーについて

大切な方を亡くされ、心落ち着かない中での香典返しの準備、何から手をつけて良いか戸惑いますよね。

香典返しの相場や送る時期、おすすめの品物、そして意外と知らないマナーやタブーまで、あなたの疑問や不安をすべて解消します。香典返しの相場はいただいた額の「半返しから3分の1」が基本で、品物は悲しみを残さない「消え物」が定番です。

この記事を最後まで読めば、故人への感謝を込めたお返しを安心して手配できますよ。

1. 主流の家族葬における香典返しの相場とマナー

1. 主流の家族葬における香典返しの相場とマナー

最近では、ご家族や親しい方のみで故人様を見送る「家族葬」を選ばれる方が増えています。

それに伴い、「家族葬の場合、香典返しはどうしたらいいの?」といったお悩みもよく耳にするようになりました。

心のこもったお見送りをするためにも、基本のマナーはしっかり押さえておきたいものですね。ここでは、家族葬における香典返しの相場やマナーについて、分かりやすく解説していきます。

1.1 家族葬でも香典返しの相場は変わらない

家族葬であっても、香典を頂いた場合のお返しの相場は一般的な葬儀と変わりません。

頂いた香典の金額の「半返し(半額)」から「3分の1」程度が基本的な目安となります。

親しい間柄だからこそ高額の香典を頂くこともありますが、その場合はご遺族の今後の生活を支えたいという想いが込められていることも多いため、3分の1から4分の1程度のお返しでも失礼にはあたりません。

頂いた香典の金額香典返しの相場(半返し~3分の1)
5,000円1,500円~2,500円程度
10,000円3,000円~5,000円程度
30,000円10,000円~15,000円程度
50,000円15,000円~25,000円程度

1.2 香典辞退でも頂いた場合の対応方法

ご遺族の負担を減らすため、事前に香典辞退の意向を伝えているケースも多いでしょう。

それでも「故人様のために」と香典を差し出してくださる方もいらっしゃいます。そのような場合は、無理にお断りせず、感謝の気持ちと共にていねいに受け取るのがマナーです。 

そして後日、頂いた金額の3分の1から半額程度の品物を「お礼」としてお贈りしましょう。 お相手の温かいお心遣いを、無下にはしないことが大切です。

1.3 故人の遺志による寄付という選択肢

故人の生前の遺志などにより、頂いた香典を社会福祉団体やNPO法人へ寄付するという選択肢もあります。

この場合、香典返しとして品物をお贈りする必要はありません。 ただし、香典をくださった方々へ、寄付をした旨を必ず報告することが不可欠です。 

四十九日の忌明けのタイミングで挨拶状をお送りし、感謝の気持ちと共に、どの団体へ寄付をさせていただいたのかを明確にお伝えしましょう。

2. 香典返しを送る時期と手配の流れ

2. 香典返しを送る時期と手配の流れ

お世話になった方々へ失礼なく感謝の気持ちを伝えるために、香典返しはいつ、どのように手配すれば良いのでしょうか。

慌ただしい日々の中で、段取りよく準備を進めるための時期と流れについて、分かりやすく解説いたします。

2.1 忌明け法要後1ヶ月以内が送る時期の目安

香典返しは、故人を偲び喪に服していた期間が明ける「忌明け」の報告を兼ねて贈るのが一般的です。

仏式では四十九日の法要後、神式では五十日祭の後、1ヶ月以内に相手の手元に届くように手配するのがマナーとされています。

これは、忌明けをもって遺族が日常生活に戻る一つの区切りとなるためです。

宗教によって忌明けのタイミングは異なりますので、下記を参考にしてください。

宗教・宗派香典返しを送る時期の目安
仏式四十九日(または三十五日)の忌明け法要後
神式五十日祭の後
キリスト教式(カトリック)追悼ミサ(30日目)の後
キリスト教式(プロテスタント)召天記念日(1ヶ月後)の後

最近では、葬儀当日にお返しをお渡しする「当日返し(即日返し)」も増えていますが、これは会葬御礼と間違われる可能性もあります。

高額な香典をいただいた方へは、当日返しとは別に、後日改めて忌明け後に品物をお贈りするのが丁寧な対応です。

2.2 挨拶状に込める感謝のメッセージ

香典返しを郵送する際には、品物だけをお送りするのではなく、必ず挨拶状を添えるのがマナーです。

挨拶状には、葬儀への参列や香典をいただいたことへの感謝、無事に法要を終えたことの報告などを綴ります。

挨拶状を作成する際には、いくつか注意点があります。

まず、伝統的なマナーとして句読点(「、」や「。」)は用いません

これは、法要などが滞りなく流れるように、区切りをつけないという意味合いが込められています。 また、時候の挨拶(「拝啓」など)も不要です。

これらのマナーを守り、故人に代わって感謝の気持ちを伝えましょう。

2.3 ネット通販で香典返しを賢く手配する

大切な方を亡くされ、心身ともにお疲れの時期に、香典返しの手配は大きな負担となりがちです。

そのような時は、香典返しを専門に扱うネット通販の利用が大変便利です。

ネット通販には、24時間いつでも自宅から注文できる手軽さに加え、多くのメリットがあります。

  • 豊富な品揃えの中から、予算や相手に合わせてじっくり選べる
  • 挨拶状や掛け紙(のし)のサービスが無料で利用できることが多い
  • 複数の送り先へも一度の手続きで個別に配送してくれるため、手間が大幅に省ける
  • 割引価格や送料無料サービスなど、費用を抑えられる場合がある

信頼できるギフト専門のオンラインショップを選び、これらのサービスを上手に活用することで、心に余裕をもって感謝の気持ちを形にすることができます。

3. 【目的別】香典返しに最適な品物の選び方

3. 【目的別】香典返しに最適な品物の選び方

故人を偲び、心を寄せてくださった方々へ感謝の気持ちを伝える香典返し。

いざ品物を選ぶとなると「どのようなものが相応しいのだろう」と悩んでしまいますよね。

ここでは、相手への心遣いが伝わる、目的別の品物選びのポイントを具体的にご紹介します。ぜひ、あなたらしい感謝の形を見つけるお手伝いができれば幸いです。

3.1 失敗しない品物選びならカタログギフト

もし、相手の好みや家族構成がわからず品物選びに迷ってしまったら、カタログギフトがおすすめです。

け取った方が本当に欲しいもの、好きなものを自由に選べるため、どなたにも喜んでいただきやすいのが最大の魅力です。

グルメや雑貨、日用品、ときには温泉旅行などの体験ギフトまで、幅広いジャンルの商品が掲載されているので、選ぶ楽しみも贈ることができます。

また、香典の金額に合わせて価格帯を選びやすいのも、贈る側にとって嬉しいポイントです。 商品券のように金額が直接わからない形で感謝を伝えられるため、目上の方へのお返しにも失礼にあたりません。

3.2 悲しみを残さない「消え物」という選択

香典返しでは、古くから「消え物」を選ぶのが良いとされています。

消え物とは、食べたり使ったりすることでなくなる品物のこと。

これには、「不幸を後に残さない」「悲しみを洗い流す」といった思いが込められています。 受け取った相手の負担にならず、実用的な品物が多いのも特徴です。

ここでは、消え物の代表的な品物である「食品」と「日用品」について、それぞれ見ていきましょう。

3.2.1 食品ならお菓子や海苔、調味料

食品は、消え物のなかでも特に人気の高い選択肢です。

選ぶ際には、日持ちがして、常温で保存できるものが基本となります。

また、家族構成にかかわらず分けやすいように、個包装されていると、より親切な贈り物になります。

品物選ぶポイント
お菓子クッキーやフィナンシェなどの焼き菓子、おせんべいやカステラといった和菓子が定番です。 落ち着いたパッケージのものを選びましょう。
お茶・海苔好き嫌いが少なく、どの家庭でも消費しやすい品物です。 普段使いよりも少し上質なものを選ぶと、感謝の気持ちがより伝わります。
調味料お醤油や油、だしのセットなども実用的で喜ばれます。 自分ではなかなか買わないような、少し高級なものを選ぶのがポイントです。

3.2.2 日用品ならタオルや洗剤、石鹸

毎日の生活で使う日用品も、実用的な消え物として香典返しによく選ばれます。

食品と同様に、相手の生活に寄り添う品物を選ぶことが大切です。

品物込められた意味と選ぶポイント
タオル「悲しみを拭い去る」「不幸を包み込む」といった意味合いがあるとされています。 故人が旅立つ白装束にちなんで、白や生成りなど、落ち着いた色合いの無地のものが基本です。 今治タオルなどの上質なものを選ぶと、使い心地の良さも贈ることができます。
洗剤・石鹸「悲しみを洗い流す」という意味が込められています。 毎日使うものだからこそ、肌に優しい成分のものや、香りが強すぎないものを選ぶ配慮が大切です。 有名メーカーの詰め合わせギフトも豊富にあります。

4. 最低限知っておくべき香典返しのタブー

4. 最低限知っておくべき香典返しのタブー

香典返しは、故人を偲び、弔問してくださった方々へ感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。

しかし、良かれと思って選んだ品物や贈り方が、かえって失礼にあたってしまうこともあります。

お相手に不快な思いをさせないためにも、最低限知っておきたいマナーやタブーについて、ここでしっかりと確認しておきましょう。

4.1 香典返しにふさわしくないNGな品物

香典返しには、お祝い事を連想させるものや、仏教で殺生を禁じる教えに由来するものは避けるのが基本です。

具体的には以下のような品物が挙げられます。

  • 肉や魚などの「四つ足生臭もの」
    仏教の教えで殺生を連想させるため、弔事の贈り物ではタブーとされています。
  • お酒、昆布、鰹節
    これらはお祝いの席でよく使われる「縁起物」です。 「よろこぶ(昆布)」や、婚礼の引き出物にも使われる鰹節は、香典返しにはふさわしくありません。
  • 商品券や金券
    金額が直接的に分かってしまうため、特に目上の方へ贈るのは失礼にあたる可能性があります。相手に好きなものを選んでほしいという気持ちがある場合は、金額が直接わからないカタログギフトを選ぶと良いでしょう。

4.2 掛け紙(のし)の種類と表書きのルール

香典返しに品物を贈る際は、必ず「掛け紙(かけがみ)」を付けます。

お祝い事で使う「のし紙」とは異なるため、間違えないように注意が必要です。宗教や地域によっても違いがあるため、以下の表で確認しておきましょう。

項目ルールと注意点
水引二度と繰り返さないようにという願いを込めて、「結び切り」の水引を選びます。 色は「黒白」が一般的ですが、関西から西日本では「黄白」が使われることもあります。
表書き(上段)宗教・宗派を問わず使える「志」が最も一般的です。 関西地方では「満中陰志」、神式やキリスト教式では「偲び草」と書くこともあります。
名前書き(下段)水引の下に、喪家の姓「〇〇家」または喪主のフルネームを書きます。
墨の色表書きは、悲しみを表す「薄墨」で書くのが一般的です。

また、掛け紙は包装紙の内側にかける「内のし」が、控えめな表現で弔事に適しているとされています。

4.3 時期が遅れた場合やお返し不要と言われた時

香典返しの手配をしていると、予期せぬ事態が起こることもあります。

そんな時の対応方法についてご説明します。

時期が遅れてしまった場合

本来、香典返しは忌明け後1ヶ月以内を目安に贈りますが、もし遅れてしまった場合は、気づいた時点ですぐに手配をしましょう。 

贈る際には、品物に添える挨拶状で、お返しが遅れたことへのお詫びを一言添えると、より丁寧な印象になります。

お返し不要と言われた場合

香典をくださった方から「香典返しは不要です」と辞退されることがあります。

これは、遺族への負担を気遣ってのことなので、そのお気持ちをありがたく受け取って問題ありません。

ただし、何もしないのは心苦しいと感じる場合は、品物をお贈りする代わりに、感謝の気持ちを綴ったお礼状だけをお送りすると良いでしょう。

高額な香典をいただいた場合など、どうしても何かお返しをしたい場合は、後日「御礼」という形で別の機会に贈り物をするのも一つの方法です。

5. まとめ

【まとめ】香典返しの相場は?家族葬が主流な今だからこそマナーやタブーについて

香典返しは、故人を偲び弔意を示してくださった方へ感謝を伝える大切な機会です。

家族葬が主流となった今でも、半返し〜3分の1返しという相場や、忌明け後1ヶ月以内に贈るという基本的なマナーは変わりません。

悲しみを残さない「消え物」や、相手に選んでいただけるカタログギフトが定番です。

最も大切なのは感謝の気持ちを伝えること。この記事で解説したマナーやタブーを参考に、心を込めて準備を進めてくださいね。

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